東京都内の大学で卒業式が今週末にピークを迎える。東京大では22日、文京区の安田講堂で開かれ、学部の卒業生約3000人が新たな一歩を踏み出した。藤井輝夫総長は「グローバルな視点で見たときの自分の個性や強みをいかして、世界の公共性に創造的に貢献していただきたい」と卒業生に呼びかけた。 卒業式で告辞を述べる東京大の藤井輝夫総長=東京都文京区の東京大で(代表撮影) 一方、能登半島地震で大きな被害が出た石川県唯一の国立大の金沢大でも金沢市で卒業式があり、約2400人が門出を迎えた。式の冒頭では地震の犠牲者に黙とうをささげた。和田隆志学長は「被災地の復興、持続的な発展に真摯(しんし)な関心を持ち続けて」と…