1945年、終戦の前日、日本史上最大級の外国勢力による日本人虐殺事件が起きました。葛根廟事件(かっこんびょう じけん)です。 (満洲国興安総省の省都・興安街) 満洲国興安総省の省都である興安街とその近辺には、日本からの開拓移民を中心に3000人ほどの邦人が暮らしていたとされます。しかし、戦争が長期化すると成人男性が現地召集され、住民の大半は女性や子ども、老人となっていました。 下の写真は興安街の中心部です。この正面向こう側に満鉄の興安駅があり手前にはトール河が流れていました。 (国際法を破棄しソ連が対日参戦) 1945年8月9日、ソ連は中立条約を一方的に破棄して満洲に攻め込み南下を続けます。 …