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葛飾応為

アート

葛飾応為

かつしかおうい

葛飾応為(生没年未詳)は、江戸時代後期の画家。浮世絵師である葛飾北斎の三女。名は栄、応為は号で、阿栄(おえい)、栄女(えいじょ)とも称した。画姓に父と同じく「葛飾」を用いた。

応為の号は、北斎が娘を「オーイ、オーイ」と呼んだので、それをそのまま画号としたといわれる。

堤等琳(三代)の門人南沢等明に嫁したが離縁され、晩年の北斎と起居を共にし作画を続け、北斎の制作助手も務めた。特に美人画に優れ、北斎の肉筆美人画の代作をしたとも言われる。北斎自身も「美人画にかけては、応為には敵わない。彼女は才能があり、技術的にも優れている」という談話が伝えられている。

また春画・枕絵の作者としても活動し、葛飾北斎作の春画において、彩色を担当したとされる。

晩年は、北斎没後に、家を出たきり消息不明になったと伝えられている。

主な作品:「三曲合奏図」(米・ボストン美術館蔵),「吉原格子先之図」(太田記念美術館蔵),「夜桜図」(メナード美術館蔵)

百日紅 (上) (ちくま文庫) 百日紅 (下) (ちくま文庫)