鴨居玲

アート

鴨居玲

かもいれい

洋画家鴨居羊子の弟。

金沢で生まれ育ち、創設まもない金沢美術工芸専門学校(現金沢美術工芸大学)に入学、そこで宮本三郎 に師事、早くから才能を認めらる。卒業後は母と姉羊子の住む兵庫に移り、宮本たちの創設した二紀会を中心 に作品を発表。若くして同人に推挙されるが、まもなく制作への自信の喪失から南米へ旅立った。

その間抱き苦しみ抜いた『自己表現への探求』は、帰国後の44年(1969年)、真価が認められて、昭和会展優秀賞、安井賞受賞となり、一躍脚光を浴びる。しかし、飽きたらぬ思いは、スペインのバルデペーニャスに新天地を求めさせ、村人達との交わりの中から「酔っぱらい」「廃兵」「おばあさん」という生涯のテーマをつかみ、代表作を生むことになった。

昭和60年(1985年)9月、57歳で突如としてこの世を去る。