香島郡の建郡と社殿の建築について p11 香島郡の条 古い翁が言うことには、 難波の長柄の豊前のおおみやに(大朝) あめのしたしろしめししスメラミコトの世 ツチの酉の年 大乙上中臣の○○子、 大乙下中臣部の兎子ら、 惣領高向のオオマエツギミにこいて 下総の国 海上の国造の部内 軽野より以南の一里 那珂の国造の部内 寒田より以北五里とを割きて、 別に神のコオリを置きき そこにいませる所の天の大神の社 坂戸の社・沼尾の社、三所を合わせて、 すべて香島の天の大神という よりて郡に名づく 風俗のコトバに 現れふる香島の国という 「香島郡の条」に、鹿島社は、三柱の神が習合して成ったことが書かれている。 …