癸卯年五月廿三日。気温摂氏24.2/33.9度。晴。代々木系の病院に2か月に一度の定期診断に出かけたら、さすが代々木系だけあつてマイナ保険証のマの字もない。紙カルテを電子カルテにしたやうで診断前の問診(といふ名の事務手続き)も省略したが結局その職員が待合室で患者の名前を呼び書類を手に歩き回り仕事は逆に増えてゐるやうで電子化が効率化しておらず寧ろ病院滞在時間が長くなる結果に。 暑くて食欲もなくお昼は「みかは」で天おろし蕎麦、夜は自宅で冷汁 『能楽囃子方五十年―亀井忠雄聞き書き』(岩波書店)読む。先月三日にお亡くなりになつた亀井先生が還暦を過ぎてまもなくの1992年の発刊でもう20年以上前の芸談、…