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岩倉市郎

読書

岩倉市郎

いわくらいちろう

民俗学・説話研究者(1904〜1943)

略歴

明治37年(1904)奄美諸島・喜界島阿伝(鹿児島県喜界町)生まれ。最初方言に興味を持つが、のちに夫人の郷里である新潟県南蒲原郡ですぐれた昔話の伝承者と出会い、昭和7年(1932)に『加無波良夜譚』を刊行。昭和9年(1934)澤田四郎作宮本常一らの大阪民俗談話会(のちの近畿民俗学会)の創設に参加する。

速記を応用して昔話を記録し、郷里の喜界島・沖永良部島甑島の昔話集を刊行。奄美・喜界島の民俗誌的研究書としてその資料的価値が高く評価されている。また、渋沢敬三のアチック=ミューゼアム(のちの日本常民文化研究所)の研究員となり、喜界島の年中行事や漁労習俗などをまとめた。昭和18年(1943)持病により早世。

平成8年(1996)郷里の喜界町阿伝に岩倉市郎の功績を称える顕彰碑が建立された。

おもな著作

『加無波良夜譚』(1932)

沖永良部島昔話』(1940)

『喜界島方言集』(1941)

『喜界島昔話集』(1943)

甑島昔話集』(1943)