はじめに 最も重要なことを「肝心要:かんじんかなめ」と言いますが、この「肝心」は本来「肝腎」と書いていたそうです。中医学での「腎」は、現代医学の「腎臓」の働きに加え、成長や発育、老化、免疫など幅広い役割を担っており、「腎」の働きの充実さが、その人の身体全体の健康と深く関わります。そのため、「腎」の働きが弱ると、発育が遅れたり、不妊症や更年期障害、骨粗鬆症、脱毛など様々な不調や老化現象の原因にも、、、。このことからも、「腎」は、まさしく人間の「要:かなめ」の臓器と言えます。「腎」の働きを補い、高める「補腎:ほじん」。西洋医学にはない、中医学特有の「腎」の考えと「補腎」の魅力を少しでも皆さんに伝え…