1867〜1955。ジャーナリスト、文化風俗研究家、新聞雑誌研究家。 「滑稽新聞」「スコブル」など多数の雑誌や奇書を刊行し、反骨と風刺諧謔に富む奇人として知られる。 権力揶揄による入獄4回。
幼名「亀四郎」。亀は「外骨内肉」のため、改名する。つまりこれが本名である。なお、本人は姓の「宮」と「武」がともに権力を示すとして嫌い、「外骨」とだけ名乗っていた。
神奈川県なのに「横浜市」、愛知県なのに「名古屋市」…県庁所在地の名前が違う「19道県」の知られざる事情 2024年3月16日 12:00PRESIDENT Online都道府県名と都道府県庁所在地の名称が同じところと違うところがあるのはなぜなのか。『消えた都道府県名の謎』(イースト新書Q)の著書がある評論家の八幡和郎さんは「戊辰戦争の勝敗が影響しているという人もいるが、まったくの都市伝説だ。廃藩置県の時点では、すべての県で県名と県庁所在地は一致していた」という――。都道府県名と県庁所在地名が異なるのは19道県たいていの県は県庁所在地と同じ名称なのに、北海道は札幌市で神奈川県は横浜市、愛知県は名…
作者は『現代美術史』(山本浩貴著)に記された日本現代美術史を取り上げ、「驚くべきことに〈ネオ・ダダ〉は〈ハイレッド・センター〉の項目の中で、赤瀬川原平を語る際(「赤瀬川原平とネオ・ダダ」という小見出しが付され)わずか10行の記述にとどまり、解説以前の扱いになっている。」と語っている。アート史に埋もれつつある「ネオ・ダダ」を救済しようという試みが、本作の主題である。 ネオ・ダダとは、1910年代半ば~1924年に起こったアート活動である「ダダ」(1916年にトリスタン・ツアラが命名)の現代版である。ダダの流れから1924年、アンドレ・ブルトンが『シュルレアリスム宣言』を発表し、解剖台の上のミシン…
2月22日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句)発音はクリサンセマムと明瞭に 雅舟 【花】カンシロギク(クリサンセマム) 【花言葉】 清純【短歌】足元を吹く風のなかまっしろのカンシロギクの花ゆれている 白くてかわいい花を咲かせるこの花は「清純」とという花ことばがぴったりです。花をゆらす風がさざ波のようで、春の息吹を感じました。 【季語】 寒菊 霜菊 【俳句】寒菊の微温微光を切りとらむ 望月 英男 寒菊のくれなゐふかく昃りけり 金尾梅の門 霜菊や岸に及べる舟の波 岡本 眸 【三行詩】「寒白菊」は季語に登録されていない 「クリサンセマム」は「菊」の英語訳 「寒菊」冬 「白菊」秋…
あけましておめでとうございます。すがやです。今年もよろしくお願いします。 2023年はあまり賞レースの感想文を書けなかった一年でした。これほどまでに賞レースについて触れなかった年もなかったように記憶しております。ただ、上手く感想を言葉に出来ないほどに、見ごたえのあるネタを楽しむことが出来た年だった、ともいえるのかもしれません。嘘です。単純に私が、ネタを咀嚼して飲み込んで、感想文に昇華する作業をサボッているだけに過ぎません。どこかのタイミングで書こうと思ってはいるんですけどね。なので、今年はなるべく大会直後に、感想文を公開できる気持ちを引き戻したいと思っております。少しでも気にしてくれている読者…
レポート課題 興味のある写真を1点取り上げ、それを丁寧に記述した上で、講義で取り上げた理論なども参照の上、論述してください。 字数:1000〜2000字 形式:横書き、A4縦使い、PDF 提出場所:クラスプロファイルに作ります 講義 写真と痕跡 痕跡の系譜 デスマスク デス・マスクの型取りもまた、再現の過程での一種の自動性を示している。この意味では、写真を、光という代理人による事物の型取りと見なすこともできるだろう。(バザン「写真映像の存在論」) エルンスト・ベンカアト『永遠の貌』 Lifecasting Tutorial: How to Make a Mold of Your Face wi…
原稿「『多摩学』事始め」を脱稿。分量調整が必要か。11月中旬締め切り。 目次:「鳥瞰図絵師」「現代の鳥瞰図絵師」「多摩学の発見ーー多摩大鳥瞰図絵」「鬼太郎茶屋。武相荘。個人美術館(村内美術館・西山美術館)」「多摩の人物記念館訪問リスト」 以下、本日。 メルマガ「学びの軌跡」1398号を配信。 「名言との対話」の11月の人選:決まらない。6日・14日・25日。 図解塾の準備:著作集の読み込みとメモ。 電話:藤田君「市長選」。松田君「近況」。横野さん「知研」。 雑誌「世界」11月号の寺島実郎「脳力のレッスン」257「国家構想なき日本を超えて」。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「名言との対話」10…
関東大震災が起こってから、2023年は100年の節目になります。 1923年(大正12年)9月1日、マグニチュード7.9の地震が神奈川県相模湾沖を震源地として発生。関東地方中心に大きな揺れをもたらしました。関東大震災では、約190万人が被災、死者行方不明者は10.5万人が犠牲になりました。 特に被害が大きかったのが、陸軍被服本廠の跡地で、4万人が避難したうち、約3万8,000人もの命が奪われました。台風による強風と、隅田川があったことでの風圧の差で、火災旋風が発生。地獄絵図となっていたのです。 関東大震災を振り返ることは、天災でどのように対応すればいいのか、そして人間心理がどのようになってしま…
一昨日に手にした「谷根千47号・宮武外骨特集」を読む、というか眺めておったら、休刊まであと7冊という87号が「安田楠雄邸特集」とあったので、早速「古書ほうろう」にメールを出して在庫がありやなしやと問うていた。いっかな返答がなかったので、今日根津へ出たついでに立ち寄ってみた。 すると「あ、メール貰ってましたね!」というのね。返事くれよぉ。その号はあるんだけれど、いわゆる「版元在庫なし」状態であって、これはもうすでに古本屋商売対象になっているから、新刊値段の525円ではなしに、古書値段の1,100円だってんだね。わからんこともないが、なんだか間尺に合わない気もしないでもない。 p.4~26までが特…
八切止夫という作家を知っていますか。作家として戦国時代を独自の視点で描いて、けっこう売れたらしい。その儲けを投入して自分で出版社を築地かどこかへ作り、戦前に出版禁止になったものを次々に自分の独自解説をくっつけて復刻出版していった。しかも、ここからが大事。その復刻出版された「あぶない」本を希望者に無料進呈するということをやっていた。 1970年代の終わりごろのことである。私が気づいたときにはその復刻出版されたものが古本屋に並び、値段が高くなりかけていた。 戸上駒之助「日本の民族」、三島敦雄 天孫人種六千年史の研究、木村鷹太郎、とくに天野信景著 「塩尻百巻」は良かった。江戸時代の異説百科事典のよう…
今朝、3時半頃に寝たような気がする。いや、大体、何時頃に寝入ったかは当然のごとく覚えていない。意識がないんだからね。 でも、起き出したのはたぶん、午前6時位で、8時位にまた寝てしまった。再度目が覚めたら11時ごろで、それから出かけた。 帰ってきたのは14時頃で昨日作ったミネストローネというか、野菜シチューというようなものに、カレールーを足して、カレーライスにして食べた。でなんだかんだしているうちに午後4時すぎに寝てしまった。気がついたら午後8時半位だった。合計すると7-8時間は寝ているわけだけれど、それは半分に分かれている。そのうち認知症になりやすい傾向かもしれない。 世の中良い話がまったくな…
本をスキャンするためにページをめくらなくてはならないわけだけれど、もはや高齢者は指先の油分がなくなっていてツルツルする。そこで、道具に頼るわけだけれど、かつてはどこの職場にも指サックというものがあって、それをはめてめくっていた。今でも、あの指先だけのゴム手袋みたいなのはあるんだけれど、最近の進化系はちょっと洒落ている。文具のKOKUYOの製品で製品名を「めくりん」という。小林製薬の影響がここにも出ているわけだ。こういう、ダジャレみたいな、ちょいとダサめなネーミングは最初の頃は笑えてちょっとは良かったけれど、もうなんだか辟易だ。 この商品の優れているのは、まず袋。袋の上に穴が開いていて、そこに自…
2023年09月は15冊。 本棚登録は84冊。購入は17冊/¥12826。 東京おとなクラブ 4号 著者 : 発売日 : ブクログでレビューを見る» アットワンダーJGにて。'80年代の伝説のサブカル誌。これの編集者が、のちにPC雑誌ASCIIの編集長になるわけで、カルチャー誌だったのもなるほどといった感じ。 面白半分 臨終号 著者 : 発売日 : ブクログでレビューを見る» はじめて面白半分を入手。別の号も読んでみたい。 アットワンダーJGにて。これも一種のサブカル誌か。こういうノリがあった時代もあったのだなと。 太陽 1981年7月号 no.221 特集 パズル200集 第十八回太陽賞発表…
足枷ってのは勿論、女房、子供のことである。 若い頃、年長者に騙されなくって良かった。 男の女嫌いと子供嫌いはすっごい多いと思うよ。 てか、何度も言うが、私はノンケだが女嫌いである。女の体は若い頃にはこの世で一番の好物だった。 ただ、昔、苦しかったのはモテなかったことである。 なにせ女体が回ってこないからね。 まぁ、モテたら結婚してたろうから、やっぱ今思えばモテなくて良かった。 遠藤周作氏のお兄様は二人お嬢様がいて、お一人目が嫁がれた時に大病して、お二人目がお嫁に行った時に亡くなったそうだ。 宮武外骨氏死ぬまで、若くして亡くした養女さんの写真を肌身離さず持っていたそうだ。 う~ん。やっぱ娘がいな…
自分の部屋を見るといつも考えてしまう。 読んでない本、聴いてないCD、手つかずのゲームの山なのだ。 いつか読む。いつか聴く。いつかやる。今買わなきゃ二度と手に入らない。そう思って毎度買っているのだが、その「いつか」は自分がその気にならないとやってこない。 分かってる。分かってはいるが、お金を出して手に入れることはなんと容易で、自分の中に取り込もうとすることはなんと難しい事か。 そして、それはどうも現代人だけの悩みではないようで。 宮武外骨の随筆に「骨董化した古珍書」というのがある。令和を5年も経過した今になって、この人の作品を読んでいる人が何人いるのだろうか。 とにかく、目録をみると昭和2年の…
三人書房 (ミステリ・フロンティア) 作者:柳川 一 東京創元社 Amazon 大正八年東京・本郷区駒込団子坂、平井太郎は弟二人とともに《三人書房》という古書店を開く。二年に満たない、わずかな期間で閉業を余儀なくされたが、店には松井須磨子の遺書らしい手紙をはじめ、奇妙な謎が次々と持ち込まれた──。同時代を生きた、宮沢賢治や宮武外骨、横山大観、高村光太郎たちとの交流と不可解な事件の数々を、若き日の平井太郎=江戸川乱歩の姿を通じて描く。第十八回ミステリーズ!新人賞受賞作「三人書房」を含む連作集。(粗筋紹介より引用) 2021年、「三人書房」で第18回ミステリーズ!新人賞受賞。『紙魚の手帖』掲載作品…