『球界消滅』(本城 雅人,文藝春秋,2015年2月20日)を読了。 政界や経済界の重鎮たちと親交があり,フィクサーとも呼ばれる京極は,頭脳明晰で,七十を超えてもまったく衰えを感じさせないパワフルな男である。人の話を聞くぐらいなら,自分の理論をぶちまけ,相手がぐうの音も出ないほど論破することで,政治家や経営者たちを屈服させてきた。彼が評価されたのは,言っていることが正論であり,国益や日本が進むべき方向性として間違いではなかったからだ。(位置 No. 487) 間違っていない方向性を示し,正論を語り続ける。 文化的公共財であるプロ野球を守れと言った連中がどれだけ野球に貢献し,金を注ぎ込んできたのか…