引っ越してから、遮光カーテンの隙間から陽が差し込んで、目覚めが良くなった。朝、寝起きに日差しを浴びることの重要性にようやく気付く。今まで目覚めが悪く、二度寝は当たり前、朝ご飯もろくに食べずに家を出る日々だった。けど、ちゃんと起きれるようになって、朝に対してイメージが少しずつ変わってきて、この2,3週間くらい、朝を再定義したい気持ちになっている。 蛍雪の功という言葉は、中学生か高校生の頃、国語便覧で出逢った言葉だった。蛍の光、窓辺に映る雪明かり。努力はそういうささやかな光を頼りに夜にするものなのか、と印象に残っている。でも仕事終わりに家へ帰ると、疲れてこっから勉強だ、という気持ちにスイッチを入れ…