内田樹「街場の大学論」を通勤の電車内で読んでいる。大学で働いているので、大学を取り巻く環境について少なからず考えなければいけない、という危機感があり、それが20年近く前の文章を読む動機づけになっている。 今日、そのなかで「ぐさっ」とくる言葉に出会った。おそらく初めて目にした文章ではなく、これまでにも読んだことがあるはずなのだけれど、いまの自分の境遇と重なって、反省させられたのだ。 少し長めだけれど、私の大好きな考え方を知ってほしく、引用する。 ゼミが始まる。 新四年生のゼミは初回から欠席者が六人というありさま。卒論研究計画の提出日だというのに。 就職活動というのは、そんなにたいせつなものなので…