聴覚障害のある選手がプレーするデフラグビーのチーム「クワイエットタイフーン」(静かなる台風)の合宿が20、21日に前橋市であった。「世界一コミュニケーションができるチーム」を目指す選手が、練習や健常者チームとの試合で汗を流し、連係プレーの精度を高めた。 デフラグビーは大会ごとに条件が異なる場合もあるが、両耳ともに「難聴」程度の25デシベル以上の障害のある選手がプレーする。試合中に補聴器などの固いものを身につけることはできず、ルールは通常のラグビーと、ほぼ変わらない。スクラムを組む際のレフェリーの掛け声はハンドサインで代用。反則などでホイッスルが鳴った際はタオルやフラッグを振ることで、選手たちに…