製薬会社。メンタームを主力商品とする。
社名の由来は、近江と「人類皆兄弟」の精神から命名したものである。兄弟が設立した会社というわけではない。
もともと、米メンソレータム社の日本販売代理店として設立された経緯から、日本国内での「メンソレータム」の商標使用権を持っていたが、1974年に同社倒産時にライセンス返上、後にそのライセンスがロート製薬に移行した経緯がある。その後大鵬薬品工業の資本参加で再興をはかったものの、そのときには「メンソレータム」の商標名を使えなくなっていたため、メンソレータムの製造設備を利用し、現存の「メンソレータム」とは多少は処方が異なるがほぼ類似した「メンターム」を製造販売し、これを自社の主力ブランドとして育て、今に至る。
経営者会報1993年5月号「シリーズ告白」では、当時近江兄弟社社長の岩原侑氏が「販売権は返上でなく、アメリカ・メンソレータム社側からの契約破棄、ロート社は近江兄弟社を支援するとの名目で近江兄弟社のメンソレータム製造工場等をつぶさに調査して情報を集め、結局は支援せずに直接メンソレータム社と販売契約を結ぶという行いをした」と述べており、そのときの経緯から(更生会社のスポンサーになるふりをして手を引いたと見られたことから)「ロート製薬がメンソレータムのブランドを簒奪した」と言われることも多々ある。
定番リピート品は除きます。 肌荒れを起こしたり、もうこれ使いたくないなと思った物以外は近所やランニング・ウォーキング・ジムのお供にして使い切っています。