去年、近藤康太郎氏の『百冊で耕す』を読んだ。 kyo-asobi.hatenablog.com この本は、1つのテーマについて相反する2つの面から読書を語っているのが面白い。 例えば、「読まないくせにというけれど」というテーマで、理想の積読/狂気の積読の2面を語る。「美しい日本語世界のわたし」というテーマで、母語でじゅうぶん/原書にあたってこその2面を語る。 この中で、近藤氏は15分単位で違う本を読むと書かれていた。ある本を15分読むと次の本に移る。1時間じっくり腰を据えて本を読む時間をとろう、と待っていると、忙しくて時間が取れない。15分のすきま時間なら工夫次第で1日数回取れる。どうせ15分…