九州新幹線の開業で福岡-熊本-鹿児島間の移動時間は大幅に短縮され、人の往来が飛躍的に増加した。その効果を持続させるため、JR九州と沿線自治体は連携をさらに強めてほしい。 九州新幹線は新八代-鹿児島中央間の先行開業から13日で20年になった。 2011年に博多までの全線が開業し、在来線特急で最速3時間40分ほどかかっていた博多-鹿児島中央間は、約3分の1の1時間16分で結ばれるようになった。 時短効果は目を見張る。開業前の03年と新型コロナウイルスが拡大する前の19年度を比較すると、熊本(新八代)-鹿児島中央間の乗車人員は約3・5倍、博多-熊本間は約1・9倍に増えた。 山陽新幹線と接続し、鹿児島…