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九州誠道会

(社会)
きゅうしゅうせいどうかい

福岡県大牟田市に本部を置く暴力団組織。指定暴力団道仁会の傘下組織であった村上一家ほか数組織が2006年に道仁会から脱退し設立。なによりかつての親組織・道仁会との激しい抗争から著名。

2008年に初代の村神長二郎が引退。怒りの沸点が極度に低い典型的な九州ヤクザであり更には逮捕歴6回の筋金入りの覚醒剤使用者であった村神とはまさしく対照的な、実業家肌であり更には喫煙すらしないことで知られる村上一家四代目総長・浪川政浩が二代目を継承した。

初代の村神長二郎は本名を朴植晩、二代目の浪川政浩は本名を朴政浩といい、ともにいわゆる在日朝鮮人である。このことから、かの東亜会のような組織なのではないかと勘違いされがちであるが、実際には、他の九州の独立系暴力団組織と同様、構成員に在日朝鮮人はそれほど多くはない。というより本州の組織群に比すればその率は極めて低い。

工藤会二代目首領・草野高明をも想起させるような旧来型博徒的破天荒ぶりで引退後にまでドンパチを繰り広げるなど明らかに『天寿の全う』なきことを予感させる初代・村神長二郎に比するまでもなく、目立つことを厭わず自著まで有する二代目・浪川政浩は九州極道界にあって異色の存在。そもそも九州ではあまり芽の出なかった人物であり、本格的な勃興の日を見たのは、道仁会二代目の威光を伴っての東京進出後のことであったと言われる。その(おそらく)繊細な性格からして九州極道界とは致命的に肌が合わなかったものと考えられる。そしておそらくなにより肌が合わなかったのが村神長二郎その人だったのではあるまいか―そのようにも囁かれている。

袂を分かった道仁会と同様、『福岡』というよりは佐賀・熊本的色彩が濃いのも特色。九州のみならず東京やなぜか山形県にも支部を有する。

主な構成団体は、

  • 村上一家:最大中核団体。白い禁制品の取り扱い、ならびにそこから生ずる巨大な資金を原資とした、同じ暴力団相手の貸金業(闇金融)で有名。
    • 『神闘』:正式名『神闘総業』。村上一家のいわゆる過激な戦闘部隊の一つ。村上金融のいわゆる『取り立て部隊』としても動き、特に道仁会時代は融資相手(主に他組織の暴力団幹部等)に対して苛烈な取り立てを行い、全国の―特に関東地方や京阪神地域の暴力団関係者らを大量に自殺に追い込んだという噂から悪名を馳せる。首領はUFOキャッチャーのハズレくじに腹を立てたことで店主を脅して逮捕されるという大失態を犯した人物で、アフガニスタンのドスタム将軍に容姿の雰囲気が似ている。
  • 永石組:佐賀県を本拠地とし、規模こそ村上一家に及ばないものの、会内にあって奇妙な権力を有する組織。より突っ込んで考察するならば、そもそも九州誠道会創生の黒幕―つまり当組首領の某こそが、村神長二郎をうまい具合にけしかけて九州誠道会を作らせた人物なのではないかと疑われる。
  • 鶴丸組
  • 高柳組
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