癸卯年十二月廿三日。気温(鶴岡)摂氏▲2.3/9.4度。雪(5cm)のち曇。朝六時前に脇宿から当屋へ。夜通しの能の舞台はすつかり撤収され王祇様をお宮にお帰りいたゞく準備を済ませ王祇守りや提灯持ち、その警護の子どもらに朝食のお振舞ひ。また朝から世帯持がてきぱきと配膳し御酒を振る舞ふ。こちらも朝から勧められるまゝに酒を飲む。昨日から気になつてゐたがこの当屋となつた公民館の別棟に湯気や煙が寒空に上がる建物あり。そちらを覗かせてもらふと炭で弁慶めし*1(レシピ)を焼いてゐる。ここで豆腐や餅が焼かれてゐたのだらう(公民館の厨房は出来上がつたご馳走を温めるのと配膳のみ)。 食事のあと安置されてゐた王祇様が…