東京事変のデビューシングル『群青日和』の歌詞に ″演技をしているんだ貴方だってきっとそうさ当事者を回避している″ という一節がある。 ここから私は椎名林檎の覚悟を読み取った。 集団社会の中で活動していれば誰もが感じているだろう、周りと協調し自分の本当の思いは飼い殺していること、上部だけ合わせること、それでは自分の能力が活かせないこと、でもそうしておけば波風立てずお給料はいただける。さあ何のための労働なのだろうか。 その問題提起を彼女はしているし、自分と社会のジレンマに立ち向かっているその覚悟を示している曲なのだ。 そして世間と折り合いをつけなければならない労働、就活している方は特に感じるだろう…