「兄貴よう、なんで俺たちはこんなくだらないことしなきゃなんないんだよ。たかがナヨナヨのへなちょこ男一人を痛めつけるのに、なんで兄貴と俺の2人でやんなきゃならないんだよ。」 「…… 」 「しかもよ、男には脅す程度でいい、痕が残らないようにしろ、女には手を出すな、ときたもんだ。まるで子供の喧嘩だな、くだらん。なあ兄貴ぃ?」 「…… 」 「こうなったらよ、男をのした後に、その女をちょっと抱かせてもらうってのはどうかな? やったってわかんねえだろ? その場で抱いてチュ-するだけさ。それによ、どう考えたってその男、大した面じゃあないのにそんな可愛い女と付き合ってるっての、どう考えたって世の中おかしいぜ。…