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血圧

サイエンス

血圧

けつあつ

血圧とは血管内の血液の有する圧力のこと。英語では "blood pressure" (略称 BP)。一般的に血圧といったときは動脈血圧のことをいい、鼓動に合わせ血管が収縮するときに血圧は高くなり、拡張するときに低くなるので、収縮期血圧 および 拡張期血圧 をそれぞれ 最高血圧, 最低血圧 と言うこともある。

日本においては単位は mmHg (ミリメートル水銀) であらわすことが多い。これは伝統的な慣習によるものであり、近い将来にも法律などによりSI単位系*1への移行が行われる可能性もある。

よく「興奮したから血圧が上がった」「私は低血圧なので朝が弱い」などといわれるが、確かに興奮すると血圧も上昇するといわれている。しかし、朝が弱いことと血圧とは医学的な立場からは特に関連性は指摘されてはいない。しかし、血圧が高いと心疾患や脳疾患の危険性も高まるため「血圧は低ければ低いほうがいい」とも言われるようである。

血圧の治療には薬物療法の他、減塩などがすすめられる。塩分中のナトリウムイオンによって血液の浸透圧が上昇するためである。日本人のナトリウム摂取量は一般には食塩相当量で1日10g未満が推奨されているが、高血圧の方はもっと少量(食塩相当量で1日7g未満や1日5g未満)まで減らす減塩が推奨されている。

日本人の望ましいとされる血圧は男女とも青年期・壮年期で最高125mmHg未満かつ最低80mmHg未満、中年期・老年期で最高130mmHg未満かつ最低85mmHg未満とされており、最高140mmHg以上または最低90mmHg以上となった場合「高血圧」とされる。*2

なお現在では、収縮時の血圧と拡張時の血圧の差をとる脈圧や収縮時の血圧と拡張時の血圧から計算される平均血圧の概念も提唱されている。

*1SI単位系での圧力の単位はパスカル(Pa)である。

*2Wikipediaによると「人間での正常範囲は、収縮期血圧で130mmHg未満、拡張期血圧で85mmHg未満」とのこと。