(記事中リンクには広告が含まれています) 1.小説兜町(清水一行) 以前紹介した経済小説の大家・清水一行の伝記ノベル「兜町(しま)の男」(黒木亮)の関連で、昭和41年にベストセラーになったデビュー作「小説兜町」を読みました。 age60-boy.hatenablog.com 魚のブローカーから一転して興業証券へ再入社する。37歳の山鹿悌司の転身は、「兜町最後の相場師」へのスタートとなった。入社から2年後、株式市況の悪いなか、新設された投資信託販売特別班長の1人に山鹿は抜擢された。まったくの素人にもかかわらず、独自の発想と勘で金融機関から大口の注文を集めた山鹿は、たちまち兜町で頭角をあらわしてい…