ランキング参加中読書 長崎に原爆が投下された当時、秋月辰一郎医師は、長崎の浦上第一病院の医長でした。秋月医師は、自らも被ばくしながら、多くの人の治療に当たりました。特に有名な逸話は、自然塩を多く使った玄米おにぎりや、塩辛い味噌汁を摂ったことにより、彼自身や彼の患者たちは原爆症にならなかったという話です。 爆心地に近ければ近いほど、外観に損傷もなく、火傷もないにもかかわらず、一昼夜にして死んでしまう状況について、当時、秋月医師にしても、長崎医科大学の教授陣にしても放射線の知識はなかったのでよく理解できなかったそうです。よって、よほどひどく頭や胸を打撲したのか、という程度にしか思わなかったわけです…