テレビ関係者や作詞家、作曲家、ファッションスタイリスト。なんとも魅力的な人々との対談集。「徹子の部屋」からの書き起こしもあって、いまから40年前の売れっ子女性脚本家・エッセイスト・小説では直木賞作家かつライフスタイル・アイコンのようであった才能の塊のような女性がどんなふうに対人的に振る舞って来たかがよくわかる。嫉妬で呪われないように自虐とファニーを使い分け、男性はもれなく立て、さらにダメな男の人の方が魅力的だというサービスも忘れない。そうやって楽しく暮らせる落としどころを見つけてる。 それでも直木賞を受賞すれば「恥を知れ。辞退しろ」「中年女の欲求不満」と誹謗中傷を受け、不幸の手紙が届き、好意的…