兵庫県南あわじ市福良(ふくら)は、古くから淡路から阿波に渡る船が発着する港であった。 古代律令制で定められた南海道の福良駅が置かれた場所でもある。 江戸時代には、徳島藩の屋敷や番所が置かれた。近代になってからも、大鳴門橋が完成するまで、徳島と淡路を結ぶ汽船の発着所として、南淡路の玄関口だった。 福良の町の北側にある岡尾山からは、その福良港を一望することが出来る。 岡尾山 岡尾山から眺めた福良港 岡尾山から見たら、福良港が、壺のように海が陸地に入り込んだ天然の良港であることが分かる。 岡尾山には、頂上付近まで自動車道が通っている。自動車道を登っていくと、右手に岡尾山新四国霊場の入口が見えてくる。…