1979年東京都生まれ。「デイリーポータルZ」(DPZ)編集部員。 2003年からDPZに参加し、その後編集部員に。 「どうでもいいことを大々的に宣伝する」など、激しいリアクションとチャレンジ精神あふれる企画を執筆している。 DPZの企画バンド「クラムチャウダー・シベリア・アタック」ではヴォーカルを担当した。
「ちょっと踊ったりすぐにかけだす」(古賀及子著)が、本当に、何というか、コーヒーに合わせるバターたっぷりのクッキーみたいに、ものすごく好きすぎてこまります。 keikoba.hatenablog.com 下記、引用しすぎてしまっているかもしれません。何か問題があればご指摘ください。本当にこんなにも日常は豊かなのか、とおもいます。本当に、なんというか、読めて、ただただうれしい! Youtubeの中で 「感想禁止」=自分のことを観察できるようになる という解説があって、なんて素晴らしいんだと。 www.youtube.com 引用ばかりだとまずいとやはり思い直して、一言ずつつけてみます(なんだか上…
「ちょっと踊ったりすぐにかけだす」(古賀及子著)を読む年末年始。 soryusha.co.jp 年末の「本とこラジオ」を聞いていた幸せな時間の中で、鳥羽和久さんが今年の一冊に挙げていらっしゃったので早速読みながら年を越した。 e-mailが開通したのが結構遅くて、D1の頃、25才のころだから、1996年ごろか。そのあとwebを読むようになり、テキストサイトを読みまくっていた。あの頃、htmlを手打ちしながら、そんな面倒なことをしながらも文章を読ませてくれていた方たちがいて、彼らの文の力は圧倒的だった。今でも、何人かの方が書き続けてくれている。しんどいときに、ふと思い出して検索しては読んで、ちょ…
にゃん吉です。 12月10日(日)は日記祭というのが行われました。にゃん吉ははてなが「日記本」を配布することを事前に知ってましたので、前回の文学フリマ同様に無料配布目当てで行ってきました。
先日刊行された僕のマリさんの「いかれた慕情」のサイン本が欲しくてUNITÉさんのウェブショップをチェックしていたところ、トークイベントがあることを知り迷わずチケットを購入した。「常識のない喫茶店」で知った僕のマリさんは、このブログの登場回数も最多である通り、大好きな作家さん。これまでもサイン会やトークイベントでお話しされているお姿を拝見しているけど、小花柄のワンピースが似合う小柄な女性(私のイメージ)で、普段何を見て何を感じればあんな風に書けるのか知りたくて、それに言葉の紡ぎ方が秀逸でお話そのものが面白いから、最近チャンスがあればイベントに参加している。一緒に登壇されるのは古賀及子さん。古賀さ…
2024.3.11(月) 月曜日!朝ごはんのアカモク納豆丼が美味しくて良かった。アカモク大好き。 この間買ったメアリーポピンズが読みたくなって読む。岩波少年文庫の挿絵やフォントがたまらなく好き。ちょっと独特な言い回しの和訳も良い。ただ独特過ぎてあまり理解出来てない部分もあるけれど。昔から、理解できない部分はさらりと流して楽しく読んでいる。今日は二篇読んだ。続きはまた今度にしようっと。 会社のちょっと変わった先輩が自販機で買ったミルクティーの色が変だと騒いでいた。私は普段飲まないから違いがよく分からないけど、賞味期限もまだまだ大丈夫なのにそんなことあるの…?みんなもポカンとしていたけど、先輩は「…
3/16(土)18:00-20:00「版元の煩悶──版元はどこまで耐えられるのか」(登壇者:村井光男、北尾修一、北野太一、篠田里香)三鷹 本と珈琲の店 UNITÉ https://unite-books.shop/items/65d5d17551920106a05cd513 おくれ毛で風を切れ 作者:古賀及子 素粒社 Amazon 植物考 作者:藤原辰史 生きのびるブックス株式会社 Amazon ナナロク社第2回あたらしい歌集選考会の記録 作者:ナナロク社 ナナロク社 Amazon いつもよりも具体的な本づくりの話を。 作者:北尾 修一 イースト・プレス Amazon
朝起きたらひどい雨で、おやと思い気圧アプリを開くと昨夜から今朝にかけてひどい低気圧だった。なんだ、昨日からの頭痛はこれのせいかと納得する。てっきり自分が眼を酷使したせいだと思っていたから、低気圧のせいにできてほっとする。 しかし最近は、ちょっと疲れているときに低気圧が被ると確実に頭が痛む。昔から頭痛持ちでそれは緊張型だと思っていたが、現在のこれはもしや偏頭痛のたぐいだろうか。 午前は歯医者に行く。いざ治療、となったとき先生が「今回は麻酔を打ちますね」と言う。しまった、この数回は麻酔なしの軽い治療だったから油断していた。待合室にいた時点でお腹がぐうとすいていて、終わったらすぐに昼ごはんだ! とそ…
病院に2件連続で行くというこの世で1番つまらないはしごをした。30を前にしてにして週に一度はどこかしら病院に通っている。 といっても体はいたって元気で、今日行った婦人科と皮膚科どちらも定期的に診ていただき必要ならば薬をもらっているという感じだ。ちなみに明日は歯医者が控えている。スペシャル病院ウィーク。 皮膚科では、新しく出た手汗の薬を処方してもらった。ニノがポスターになっているやつ。これはぜひ試したいと思っていたので自分からたずねるつもりだったが、先生の方から切り出してくれた。これで手汗が少しでも減ってくれたらわたしのQOLは爆発的に上がるぞ、とどうしても期待してしまう。 薬局には「薬屋のひと…
久しぶりにお弁当を作った。そして訪問先の休憩室をお借りして、その職場の方々と昼食を食べた。 今どき、独身中年男性がお弁当を作る程度で褒める人はいない。家事を日常に担っている人ほど、性別や年齢と家事を結びつけなくなる。それはもう"あたりまえ"の事なのだ。 しかし今日は、煮物の野菜について褒められた。きちんと面取りされている事を指摘されたのだった。確かに僕は、根菜の面取りを行っている。 ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~ (ポラリスCOMICS) 作者:鳶田ハジメ フレックスコミックス Amazon 一人暮らしをしていた時には、できるだけ面取りはしなかった。ざくざく切って鍋やフラ…
2024.3.9(土) 土曜日!!!早起きして準備をし、バタバタと家事も雑に済ませ(けれど朝ごはんはしっかり食べて)電車に乗って映画館へ。朝イチの回で「コットンテール」を観てきた。 とっても良かった。父目線、夫目線、息子目線と、視点を変えると感じ方ががらりと変わる。リリーフランキーは勿論、錦戸亮の演技がとても良かったなぁ。久しぶりの亮ちゃん。「父さんの世界に入れてほしかった」と涙するシーンが印象的だった。目を背けてしまいたくなるシーンもあり、自分の年齢や周りの友人達の近況も踏まえて、色々考えさせられた映画。イギリスの美しい景色も良かった。あと、ミルクティーにでっかいビスケットを浸して食べていた…
もう最近は読む本読む本おもしろくてしょうがない。とりあえず直近1週間はこの3冊。 ◯言葉と生きる日記(多和田葉子) 古賀及子さんの選書フェアで出会って即買いしたら名著だった。 「早起きは三文の『得』ではなく『徳』」「ドイツ語では『すべる』が縁起のいい言葉」「世界的に見れば主語を省略できる言語の方が圧倒的に多い」など、知らなかったことが毎ページに書かれていて、へーへーいいながら読んだ。こう書くと豆知識本のように見えてしまうかもしれないけどそんなことはなくて、著者と一緒に気づいていけるような感覚が心地よい。そのあたりは日記という形式の妙というか、読みやすさ親しみやすさがあるところだ。 ◯喫茶店のデ…
3/3 (日)19:00 - 21:00 古賀及子×牟田都子「日記とエッセイ、その周辺」『おくれ毛で風を切れ』(素粒社)『気づいたこと、気づかないままのこと』(シカク出版)W刊行記念 本屋B&B https://bb240303a.peatix.com/ おくれ毛で風を切れ 作者:古賀及子 素粒社 Amazon 文にあたる 作者:牟田 都子 亜紀書房 Amazon 気づいたこと、気づかないままのこと 作者:古賀及子 シカク出版 Amazon
所用により清水区の由比へ行っていた。午前中の早い時刻に暇になった。訪問先の会社からほど近い場所にある定食屋さんを紹介されたので、行ってみることにした。「安いしおいしい。おもしろい店だから行ってみるといいですよ」と、メモに地図まで書いてくれる。 それが、「おふくろ亭」だった。 ちょっと踊ったりすぐにかけだす 作者:古賀及子 素粒社 Amazon 由比は東海道の宿場町。今も本陣跡や古い商家が旧街道に残る。自分の訪問先もその古い町の一角にあった。しかし「おふくろ亭」は、新しい東海道、つまり国道1号線バイパス沿いにある。その国道1号線バイパスは、町からは隔絶されている。つまり、東海道線や昔の堤防を隔て…
先週からゆっくり読んでいた柴崎友香『続きと始まり』(集英社)がとうとう終わってしまった。 ライ麦畑のホールデン少年は、ノックアウトされる本を読み終わったとき、それを書いた作家が大親友で、電話をかけて話せるようだといいのにと言ってたが、電話が苦手な私は、電話の代わりに作家や登場人物の名前を呼びたくなってしまう。『続きと始まり』を最後まで読み、本を閉じたとき、思わず柴崎さ~ん、れいさ~ん、河田さ~んと呼んでいた。年に何度か「読んで、呼ぶ」本に巡り会える喜び。ディテールが素晴らしくてどのページにも「あっ」と立ち止まるところがあった。 こうして、何かが起きて、画面を見続けるのは自分がこれまで生きてきた…
今回は、古賀及子さんの『ちょっと踊ったりすぐかけだす』の感想です。 ちょっと踊ったりすぐにかけだす作者:古賀 及子素粒社Amazon 目次 目次 あらすじ 感想 あらすじ 古賀さんの日々の日記エッセイ。 子供達との日常が書かれている。 ウェブ日記の書籍化。 感想 読んでてこの空気感いいな、ずっと読んで浸っていたいなって思えるエッセイでした。 永遠に読んでたい。 古賀さんみたいな母親に憧れる。 こんな母親だったら、私もちょっと何か変わってたのかなってつい思う。 上下関係というか抑圧感がない感じの家族で、親も子ものびのびとしている。 なんていい家族感! 隣の芝生は青い効果なのかわかりませんが、子供…
休日のはずが、自宅作業日となってしまった。約束も予定もなかったから対応できたものの、それでも釈然としない。原因が自分のミスやトラブルではないのだから、尚更のこと。 ひたすらパソコンに向かうのも不健康なので、少しだけ庭仕事をした。食材の買い出しも、車ではなく徒歩で行う。 1時間の作業をしたら、10分かけて野菜の下ごしらえや、お惣菜作りをする。普段あまりできない煮込み料理も作ってしまう。その繰り返しで、冷蔵庫と冷凍庫にストックが溜まっていく。 そうやって仕事と家事が渾然一体となった時間を過ごしているうちに、夕方になった。正直なところ仕事の生産性は低かったけれど、生産性なんてどうでもいいというのも正…
2/15 (木)19:00 - 20:30 ひらいめぐみ×古賀及子「だれも知らないわたしたちの可能性ではたらく」『転職ばっかりうまくなる』(百万年書房)&『おくれ毛で風を切れ』(素粒社)&『気づいたこと、気づかないままのこと』(シカク出版)トリプル刊行記念 SPBS本店 https://spbs20240215.peatix.com/ 転職ばっかりうまくなる 作者:ひらいめぐみ 株式会社百万年書房 Amazon おくれ毛で風を切れ 作者:古賀及子 素粒社 Amazon 気づいたこと、気づかないままのこと 作者:古賀及子 シカク出版 Amazon
『5秒日記』とは、エッセイストの古賀及子さんが書く日記の手法である。 5秒でさらっと書き留めるいわばメモ感覚の気軽な日記なのかと思ったが、そうではないらしい。1日の中のほんの5秒の出来事を、200字かけて書くのだそうだ。 hokuohkurashi.com その命名スタイルに、『キューピー3分クッキング』を思い出した。 「3分クッキング」の「3分」は、3分で作れる料理ということではなく、放送時間が3分という意味だ。 事実誤認したまま視聴していた子どもの頃、魚の切り身を合わせ調味料に30分漬けたものがいきなり出てきたり、これをオーブンで40~50分焼きます、とたったいま説明されたばかりのパウンド…
2月3日(土) 週末になると気持ちが一気に弛緩する。平日に「これをやろう」と考えてたことも、気がつけばベッドでゴロゴロしてて忘れてしまう。 7時に起床して、そんな感じで過ごして、いい天気だったので洗濯物を干したらもうお昼。新しいリュックで出かける。 先週ヨドバシの中のかばん屋で見つけたリュック。 思ったより荷物が入った。今年の目標の1つに「荷物を減らす」を上げたので、減りそうなサイズのリュックだったが、意外と入ってくれた。 とりあえず銭湯用のタオルも持っていく。お昼、はなまるうどんでうどんを食べた。 50円引きのクーポン券を貰う。 うどんと天ぷらそれぞれのクーポンがあったが、同時に使うことは出…