4/1(土) 大地が自分を待ちうけているとわかっていながら、空虚を選びとる人間は、充溢の拒否を表し、質量的なものに怖れをいだいていて、何秒か、物理的な空虚を横切ることによって〈永遠の空虚〉の道を渡ろうと願う。 (アントニオ・タブッキ『ベアト・アンジェリコの翼あるもの』古賀弘人訳 青土社 p138) 4/2(日) 「残念ながら、私が考えることまで禁止なさるわけにはいきませんが」 (G・ガルシア=マルケス『愛その他の悪霊について』旦敬介訳 新潮社 p33) 「どんな狂人も、こっちがその論理を受け入れれば狂人とは言えなくなります」 (p48) 4/3(月) しかし倖せとははかないもので、人間や環境が…