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五胡十六国

一般

五胡十六国

ごこじゅうろっこく

中国史の一時代。

西暦301年に始まった帝位継承紛争「八王の乱」によって西晋王朝が崩壊し始めたのを契機に、当時、中国の内外に多数居住していた異民族が華北に侵入した。彼らは略奪を行って引き上げるという遊牧民的な行動の代わりに中華領域内に定住して数多くの国を建国した。国の数がおおよそ十六であり、この時代を担った異民族が五族(匈奴、鮮卑、羯、羌、氐*1)であったことからこの名がある。

一般に、439年、北魏が北涼を滅ぼして華北を統一した時点でこの時代は終わり、南北朝時代*2に移るとされる。

おおまかにいって、華北主要部では、東部と西部に確立した二つの王朝が対立する構図が、王朝が交代しながら続いた。現在の甘粛省付近では、いずれも「涼」と自称する*3五つの王朝が興亡した。江南はほぼ一貫して西晋王朝の衣鉢を継ぐ東晋王朝が存続した。こうした大勢力の間でいくつかの小国が勃興し滅亡していった。


五胡十六国

  1. 匈奴(きょうど)
    • 前趙
    • 北涼
  2. 羯(けつ)
    • 後趙
  3. 鮮卑(せんぴ)
    • *4
    • 前燕
    • 後燕
    • 西燕*5
    • 西秦
    • 北魏*6
    • 南涼
    • 南燕
  4. 氐(てい)
  5. 羌(きょう)
    • 後秦
  6. 漢(漢民族は五胡ではないが十六国には含む)
    • 前涼
    • 冉魏*7
    • 西涼
    • 北燕

*1:テイ、「氏」に「_」

*2:あるいは後漢末からまとめて、魏晋南北朝が隋まで続いたと括る場合もある

*3:「北涼」みたいな名称は後世の人間が整理の都合上付けているもので、本来の国号としては「涼」である

*4:十六国に含まず

*5:十六国に含まず

*6:十六国に含まず

*7:十六国に含まず