新映画原理主義第一回「マイナー映画会社研究~モノグラム映画」 モノグラム・ピクチャーズ・コーポレーション(Monogram Pictures Corporation)は、ライアート・スタジオ(後にライトーン・プロダクション)のW・レイ・ジョンストンと、ソノアート=ワールドワイド・ピクチャーズのトリム・カーによって1931年に設立された。経営全般はジョンストン、製作はカーが主に担当した。アクション、メロドラマ、コメディ、ミステリーなど様々なジャンルを網羅したB級映画の製作に特化し、早くから全米配給システムを確立した。初期のスターは、無声時代からの中堅俳優であるハーバート・ローリンソン、ウィリアム…