『御家人斬九郎』とは、作家・柴田錬三郎による時代小説。昭和51年(1976)に講談社から単行本が刊行されている。1995年から2002年まで五シリーズ(全50話)がフジテレビ・映像京都でドラマ化された。
松平残九郎:渡辺謙
松平麻佐女:岸田今日子
蔦吉:若村麻由美
西尾伝三郎:益岡徹
西尾りく:唐沢潤
おえん:奈月ひろ子
お光:奥田小百合
喜助:牧冬吉
よね:松村康世
おもん:長野いずみ
りよ:日下由美
梅吉:大橋一三
ほか
江戸幕府11代将軍・徳川家斉の治世(1787〜1837年)に大給松平家に名を連ねる名門の家柄ながら、無役・三十俵三人扶持の御家人である松平残九郎家正(通称・斬九郎)が、武士の副業が禁止されていた時代に「かたてわざ」と称する武士の副業によって活躍する物語。
柴田錬三郎の原作は数本の短編作品を収録した文庫本1冊分だけであったため、松平麻佐女役の岸田今日子、深川辰巳芸者・蔦吉役の若村麻由美など多彩かつ魅力的なキャラクター達を活かしたオリジナル作品が数多く制作された。