スマートフォン用の表示で見る

御殿場線

地理

御殿場線

ごてんばせん

JR東海の路線。国府津沼津間 60.2km。単線・直流電化。東海道線グループに属するローカル線

両端でJR東海道線に接続する。箱根の山塊を北回りで迂回し、富士山の裾野を走る、風光明媚な路線である。無人駅が多い。

2005年9月現在、ダイヤに平日休日の区別がなく、概ね1時間に2本程度のペースで運転されている。そのうち半数近くが2両編成のワンマン運転

2011年時点で下りのみ東京山北行きの普通列車が1本あり、E231系の付属編成が乗り入れていた(グリーン車付きの基本編成は沼津行きで、国府津で切り離しを行う)が、2012年3月のJRグループダイヤ改正を持って東海道線東京口〜御殿場線への乗り入れが廃止され、国府津での乗り換えが必須となった。

旧東海道本線

御殿場線1889年2月に東海道本線の一部として開通したが、1934年12月に丹那トンネルが開通してからは東海道本線熱海経由となり、旧線はローカル線御殿場線となった。

複線だった線路も1944年に鉄材供出のため単線化され、その後現在まで単線のままである。

勾配区間が連続するため本線時代から大型機関車が使用され、特にSLの最末期にはD52形が首都圏近くで見られる路線として人気を集めた。1968年全線電化。

特急あさぎり

松田には小田急線との連絡線があり、ここを経由して小田急線との直通特急列車「あさぎり」号が運転されている。(松田駅の1番線ホームはこのあさぎり専用である。)ちなみにこの連絡線は小田急向け鉄道車両甲種輸送にも使用される。

2012年3月17日のJRグループダイヤ改正を持ってJR371系が撤退。小田急20000形MSE)も引退に伴い、全列車が小田急60000形MSE)の片乗り入れによる運転とされ、運行区間も新宿沼津間から新宿御殿場間に変更。また、運行本数も土休日は改正前の4往復を維持するが、平日は3往復体制となった。

なお、2012年3月16日まではJR371系及び小田急20000形MSE)の7両編成を使用し、新宿沼津間を運行していた。全車指定*1。いずれも3号車と4号車に2階建てのグリーン車(スーパーシート)を備えている、観光特急*2

この列車は御殿場線が電化される前の1955年に、電鉄会社であるはずの小田急がわざわざ新製した気動車を使用して新宿御殿場間に運転を開始した準急*3「銀嶺」「芙蓉」を前身とするものである。その後1959年の増発時に「朝霧」と「長尾」が愛称に加わった。御殿場線内に乗り入れても私鉄小田急の乗務員が引き続き「越境乗務」する、全国でも珍しいケースであった。

御殿場線1968年7月に電化されたのに伴い、車両は小田急SSE車(3000形)に変わり、列車名も「あさぎり」に統一された。同年10月からは国鉄の制度改正により急行*4になった。

1991年、車両の更新を機に特急となり、SSE車から交代した20000形RSE車に加え、初めてJR持ちの車両(371系)も使用されるようになった。また、運転区間が沼津まで延長されると共に、松田で乗務員交代を行い御殿場線内はJR東海の乗務員が担当することとなり、小田急クルーの越境乗務が解消された。なお、小田急20000形とJR371系の運転設備は共通設計されていて、どちらの乗務にも差異のないように配慮されている。小田急20000形編成を2本、JR371系編成を1本のみ保有しており、JR車が定期検査などで運行できない場合のあさぎり小田急車が代走していた。

駅名有人駅特急停車駅行違い設備最寄施設等接続路線
国府津(JR東)--JR東日本東海道線
下曽我-曽我梅林-
上大井--大井町役場-
相模金子---東名高速道路 大井松田IC-
松田-小田急電鉄小田原線(新松田駅)
東山北---アサヒビール 神奈川県立山北高等学校-
山北-山北町役場-
谷峨--丹沢湖(三保ダム) 中川温泉-
駿河小山小山町役場 富士紡績-
足柄--金時山-
御殿場御殿場プレミアムアウトレット小田急箱根高速バス
南御殿場---静岡県御殿場合同庁舎-
富士岡-駒門風穴-
岩波-時之栖(御殿場高原ビール) 矢崎部品 裾野製作所-
裾野裾野市役所 キヤノン-
長泉なめり---県立静岡がんセンター-
下土狩-東海道本線 三島駅-
大岡--矢崎部品 沼津工場-
沼津-東海道本線

*1:但し御殿場沼津間は6号車が自由席となる

*2:しかし小田急線内では町田本厚木に停車するので、他のロマンスカーに同じくビジネス特急としての側面をも持つ

*3小田急線内は特急なので、「特別準急」と称された。

*4小田急線内は特急なので、特に「連絡急行」と称された。