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サイエンス

口内炎

こうないえん

口内炎(こうないえん)

口の中や舌の粘膜に起きる炎症の総称

口の中は細菌の宝庫で、つねに多くの細菌が存在する。口内炎はこれらの常在菌(常に存在している菌)が、局所あるいは全身の抵抗力が弱まったときに繁殖し、炎症を起こしたものである。多くの種類が存在するが、症状はほぼ同じである。

ストレスや風邪などで体が弱ると発症しやすい。すなわち、口内炎は体からのSOS信号!無理をせずゆっくり休んで疲れをとれば、ほとんどが自然に治る。(治療法は後述)

原因

  • 偏食による鉄分ビタミンの不足
  • ストレスや睡眠不足
  • 不正咬合や、歯ブラシなどによる粘膜への物理的刺激(口内を噛むなど)
  • 唾液の不足、口腔の乾燥
  • 口腔内の不衛生
  • 歯磨き粉成分による粘膜の損傷(ラウリル硫酸ナトリウムなど)

症状

代表的な「アフタ性口内炎」は口内粘膜に直径5ミリ程度の灰白色斑(アフタ)をつくり痛みを伴い、悪化すると出血する(滲み出るように出血する)。通常は一週間程度で自然に完治するが、複数箇所に口内炎が発症する重度のものでは痛みのあまり摂食不能になることもある。また、口内炎の発症時には口臭を伴うことがある。

主な種類

口腔粘膜(唇の内側)に赤い斑点ができ、やがて周囲に赤い縁取りが生じ痛みのあるアフタ(潰瘍)になる。約2週間で瘢痕を残さず治るが、1〜3ヶ月間隔で再発を繰り返すことがある。精神的ストレス、環境の変化などで起きやすい。最も代表的な種類。

くちびるに灼熱感や痛みについで小水泡ができ、やぶれてかさぶたとなり、約1週間で治る。再発しやすい。発熱に伴う病気、日光の刺激、月経、精神的緊張などをきっかけに発症。

  • その他

手足口病、口腔ガンジダ症、妊娠性歯肉炎、白血病口内炎などがある。

治療法

一週間もすれば自然と治る場合がほとんどだが、痛みがどうしても我慢できない時や、悪化した場合には以下の治療法もある。皮膚科、内科、歯科、咽喉科などで診てもらえる。

  • 軟膏

ステロイドを含む軟膏(ステロイド剤)を患部に塗布する方法。アフタの部分を物理的刺激から軟膏の基剤で保護する意味もある。口腔用のデキサルチン軟膏が多い。

患部に薬剤を含んだパッチを貼る方法。軟膏と同様、アフタの保護も期待できる。含まれる成分はステロイドのほか、ムラサキから抽出されたシコンエキスが使われている。

ビタミンBの不足が原因の口内炎を治療するときに用いられる。主に内服薬として処方するが、注射や点滴などを用いて投与する場合もある。

【第3類医薬品】口内炎パッチ大正A 10パッチ

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【第3類医薬品】サトウ口内軟膏 8g

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口内炎に効くとされる食べ物

できるだけ刺激物を避け、ビタミンA,B,C,Dを積極的に取る。(特にビタミンBが大切。)