もくじはこちら 第一章 始末記 第二章 山ヌケ 第三章 屍(かばね)移し 第四章 山盗り〔一〕 第五章 山盗り〔二〕 第一章 始末記 始末記 幕府が日置藩の騒動に対し双方江戸に出て説明しろ、と命じた。領主、橘軍太夫、木の間党首領(草加竜之進)は、江戸に向かう。 江戸では渡し舟が沈み武士が犠牲になった。 日置藩上屋敷に松林剣風、水無月右近とアテナが忍び込んだ。池の亀が皆死んでいた。そこに堂面六佐が現れた。剣風と堂面が対決する。堂面が剣風の太刀を持つ親指を切断しようとした刹那、剣風は太刀を投げてかわした。 そこに江戸家老の宝監物が現れ、剣風や水無月右近やアテナが自分の客人と告げる。 宝監物に笹一角…