日本の鳩山由紀夫内閣が2009年9月18日の閣議決定により設置した機関。内閣府に設置された。国民的な観点から、国の予算や制度などの刷新を目指して設置された。 2009年11月11日から、2010年度予算の概算要求のうち、公開の場で外部の視点も入れつつ、さまざまな事業の要否を議論し判定する「事業仕分け」を行っている。
国の債務残高973兆円超。この巨額の財政赤字を前に、これ以上、税のムダ遣いを放置するわけにはいかない。あらゆるムダを炙り出し、税金の使われ方を国民主権の観点から見直す、事業仕分けの実相とは? 二〇〇九年十一月、新政権が設置した行政刷新会議による「事業仕分け」は、世論調査で国民の八割が支持。日本における政治文化のターニングポイントとなった。この仕分けの「統括」として、議論をリードした著者が、事業仕分けの意義と仕組みを平易に説き明かす。国の債務残高は、二〇一〇年度末で九七三兆円超。この巨額の財政赤字を前に、これ以上、税のムダ遣いは許されない。意義の不明確な事業、事業の重複、ピンハネ、中抜き構造、組…