ミネベアの元社長、元会長。
1928年12月23日生、1989年5月10日没。
従業員数十人規模の日本ミネチュアベアリング(現ミネベア)を上場企業に成長させたことで知られる。高杉良「社長の器」など、数々の小説のモデルになっており、その性格は毀誉褒貶が激しかった。1980年代には、積極的にM&Aを行い、訪問販売業(かねもり)、家具販売(アクタス)、信販(ミネベア信販)などの異業種への展開を図る(その過程において、三協精機を買収しかけるが失敗したことも有名)。皮肉にも、没後に異業種展開を行った企業は2000年までにそのほとんどが売却された。