日本国有鉄道が開発した交直流特急電車・鉄道車両。広義には481系、483系、489系も含む。
1964年、北陸特急用に481系が竣工。
以降、1979年の最終増備まで、直流電化された都市部から交流電化された地方への在来線特急電車として製造された。
「雷鳥」「ひばり」「つばめ」「白鳥」などの長距離特急では食堂車も連結され、10連以上の長編成で走った。最盛期の1980年には1445両が在籍。
現在、長距離列車の多くは新幹線や新製車両に置き換えられている。2001年3月末時点で、在籍車両は751両。約半数にまで落ち込んだ。
多くは廃車となったが、中には交流機器の撤去により183系へ改造されたものや、交直流電車の利点を生かしジョイフルトレインへ改造されたものもある。現役の車両も大半が更新工事を受け、新製車両と見紛うほどになったものもある。
おもな番台区分
- 0番台(先頭車:ボンネット型)
- 100番台(先頭車:ボンネット型)
- 200番台(先頭車:貫通型)
- 300番台(先頭車:非貫通型)
- 600番台(車掌室付き、中間車のみ)
- 800番台(先頭車:貫通型)
- 1000番台(先頭車:非貫通型・耐寒型)
- 1500番台(先頭車:非貫通型・北海道用)
- 3000番台(先頭車:非貫通型・JR東日本改造車)
- ボンネット型 489系
- 標準型(非貫通)
- 1500番台
- 200番台貫通型(左)標準型貫通(右)183系改造
- 日光・きぬがわ充当車
充当実績がある特急列車 (481系、483系、489系、183系も含む)
東日本地区
西日本地区
九州地区
充当実績があるその他の優等列車
- 快速ムーンライトえちご
- 快速ムーンライトながら(臨時便)
- 快速くびき野
ジョイフルトレイン
- 車体新製 リゾートエクスプレス”ゆう”
- 車体新製 ニューなのはな
- 宴
- 華
- やまどり(元やまなみ+せせらぎ)
- NO・DO・KA
- きらきらうえつ
保存車
- 2007年に開館した鉄道博物館にクハ481とモハ484が展示されている。