陸上競技(長距離・マラソン)選手。
1984年4月2日生まれ。福島県南相馬市出身。
福島県立原町高等学校、順天堂大学卒。トヨタ自動車九州所属。
順天堂大学2年生。往路5区で、同区としては新記録となる11人抜きを演じたほか、これまでの区間記録を2分17秒も更新する1時間9分12秒をマークした。翌日、最優秀選手賞に選ばれ、金栗四三杯が贈呈された。
順天堂大学3年生。コースが変わって距離が延び、山登りの上に全区間最長(23.4km)となった新5区を走り、5人抜きで17年ぶりの順大往路優勝の立役者となった。また、区間2位の村上和春(駒澤大学)に1分の差をつける1時間18分30秒で区間賞を獲得した。この成績から、翌日、二年連続の金栗四三杯を授与された。
順天堂大学4年生。順天堂大学陸上競技部主将となり、3年連続して箱根駅伝の往路5区を任された。
小田原中継所ではトップの東海大学に約4分余りの差をつけられ、5位で襷を受け継いだが、その後先行の選手を次々に追い抜き、16キロ地点でついに首位に立った。その後はトップの座を他校に譲ることなく箱根・芦ノ湖にゴールイン。往路優勝の立役者となるとともに、自らも1時間18分5秒の区間新記録*1をマークして優勝に花を添えた。
他校の選手から「山の神」と目されていたこともあり、芦ノ湖のゴールを実況した日テレのアナウンサーは往路優勝のゴールテープを切った際、「いま山の神、ここに降臨!」と絶叫した。
復路も順大はトップの座を譲らず、総合優勝及び復路優勝という完全優勝の立役者となり、一昨年・昨年に次いで金栗四三杯に輝いた。
2007年、森下広一監督が率いる実業団のトヨタ自動車九州に入社。
2008年の北海道マラソンで初マラソンを経験。
年月 | 大会 | 順位 | 記録 | 備考 |
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2008年8月31日 | 北海道マラソン | 10位 | 2時間18分01秒 | 初マラソン |
2010年12月5日 | 福岡国際マラソン | 5位 | 2時間13分23秒 | 世界陸上大邱大会選考レース |
2011年3月6日 | びわ湖毎日マラソン | 6位 | 2時間10分41秒 | |
2011年12月4日 | 福岡国際マラソン | 4位 | 2時間10分32秒 | ロンドンオリンピック選考レース |
2012年3月4日 | びわ湖毎日マラソン | 42位 | 2時間17分50秒 | |
2013年2月24日 | 東京マラソン2013 | 11位 | 2時間10分29秒 | 世界陸上モスクワ大会選考レース |
2013年11月3日 | ニューヨークシティマラソン | 6位 | 2時間10分45秒 | 初の海外マラソン・日本男子首位 |
2014年2月2日 | 別府大分毎日マラソン | 2位 | 2時間09分30秒 | 自己ベスト |
*1:今井の区間記録は、2009年第85回箱根駅伝で同じ福島県浜通り出身の柏原竜二(東洋大学)によって更新された。