<かき氷 小説>で検索した時に、一番最初にあがってきたのが、佐久そるんの『氷と蜜』でした。2020年6月に小学館文庫から「おいしい小説文庫」という新レーベルが登場。その創刊ラインナップ3冊のうちの1つが今回読んだ『氷の蜜』なのだそう。2019年開催の「第1回日本おいしい小説大賞」で、惜しくも大賞は逃したものの最終候補に残った作品とのことです。 作者自身、パンケーキ、パフェときて、執筆されていた数年はかき氷にはまりっていたとのこと。ひとつのものをついつい追いかけてしまう気持ち、すごくわかります。シンパシーを感じます。こうやって本を書くほど突き詰めるところがプロですね。すごい。ちなみに昨年のコロナ…