俳優。
1932年5月14日、神奈川県生まれ。
代表作は、TVシリーズ『ウルトラQ』の万城目淳役や『西部警察』の朝比奈(「コーナーラウンジ」のマスター)役。
他にも、『地球防衛軍』『空の大怪獣ラドン』など、多くの東宝特撮映画で、主役(クラス)をつとめ、往年の特撮ファンには高い知名度を誇る。
少し前に〈午前十時の映画祭13〉で上映されていた映画『地球防衛軍』(1957年)を鑑賞。監督は本多猪四郎、特技監督は円谷英二、主演は佐原健二。4Kリマスター版。地球防衛軍 [東宝DVD名作セレクション]佐原健二Amazon富士山山麓で奇怪な山火事と山崩れが頻発し、一集落が全滅する。調査団が現地を訪れると、そこに怪獣ロボット・モゲラが出現する。モゲラ出現が異星人の仕業と推測した調査団が、UFOが頻繁に目撃されている地点に到着すると、突如巨大なドームが出現する。そのドームのからミステリアンと名乗る異星人が、ドームから半径3キロの土地と地球人女性との結婚を要求してくるが……。www.youtube.…
一人と呼ぶにはデカすぎるよ。それに100人と呼んだら人の数が合わないし頑丈な物置だってきっと潰れちゃう。なんでこんなに大きくなっちゃったんだろうってボクは不思議なんだけど、そこは円谷さんに訊かないと御爺ちゃんもわかんないってさ。見た目は怪獣だけど動きは人だよね。それも大きさの割に軽快。ゴジラなんかぶっちぎっちゃう軽やかさだよ。おまけにタフだよ。あれだけ集中砲火を浴びてて生きてるんだから驚きだよ。だけどこの頃の対怪獣の自衛隊の決断の速さはビックリだよね。おまけにナパーム弾で焼き払っちゃえだもん。御爺ちゃんの顔が一瞬青ざめたよ。でも御爺ちゃんの関心は最初に出たやつみたい。あれで一杯やりたいってさ。…
DVDで映画『マタンゴ』(1963年、監督:本多猪四郎)を鑑賞。原作はウィリアム・H・ホジスンの海洋綺譚「夜の声」。これを雑誌『S-Fマガジン』(早川書房)の編集長だった福島正実が脚色したサスペンスホラー映画。マタンゴ [東宝DVD名作セレクション]アーティスト:久保明東宝Amazon7人の若者(久保明、水野久美、小泉博、佐原健二、太刀川寛、土屋嘉男、八代美紀)を乗せたヨットが嵐に遭い、不気味な島に漂着する。飢餓に襲われた彼らは島に生息する怪しげなキノコを口にするが‥‥。極限状況における若者たちのエゴを描く。マタンゴ 予告編東宝特撮であるが、怪獣が登場するわけでもなく、宇宙に行ったりするわけで…
ゴジラの脇役に甘んじているとばかり思ってましたが、ちゃんと主役を張っていたとは思いませんでした。そのせいかジャケットの顔つきはどこか誇らしげであります。まず注目したいのが映像のクオリティ。56年とは思えない程輪郭がはっきりしているんですよね。大抵この時代の物は半ば諦めもセットになってるので驚かされます。驚くのはまだあります。予想もしなかった脇役が暴れ回る。けっこうそれも出演時間が長くて、主役待ちの客人は野次の一つも出そうな雰囲気です。主役の大物ぶりを見せつけんとしたのか、出番待ちがとにかく長い。やっと出て来たと思ったら引きの映像と、この辺りの焦らし方はゴジラの比ではありません。しかし、ここまで…
かなしきこと。 もともと渋い脇役でありながら,「ラピュタ」での悪役「ムスカ大佐」の鮮烈な印象に若い世代にも知らぬ者がなかった,俳優の寺田農氏が3月14日に逝去された。81歳だったというからまだまだ活躍できる年齢だと思ったが,肺癌だったとのことである。心からご冥福をお祈りします。 寺田氏を初めて知ったのが「青春とはなんだ」だったが,このときはお名前の読みがわからなくてずっと音読みしていた。1978年にステレオドラマ特集としてFMで再放送された「北の祭」(1969年制作)を聴いて初めて名前の読みを知ったのである。思い出深い「北の祭」を改めて聴いた。 漁師の父親を海で,母と妹をチリ津波で亡くした主人…
2004年に開催されたイベントやイベント限定品のリストです。 こどもの時代館 第二回昭和なつかし祭り ウルトラマンフェスティバル2004 ウルトラマンフェスティバル2004 ウルトラマンフェスティバル ウルトラマン キッズワールド ウルトラ夏休み in パシフィックエキスプレス 夏だ!海だ!ウルトラ祭り 第7回 ウルトラヒーローと行く家族旅行夢企画!! 鬼怒川温泉への旅 第7回 ウルトラヒーローと行く家族旅行夢企画!! 仙台発北海道行き太平洋フェリーの旅 ウルトラマンキッズパラダイス ウルトラヒーロー オリジナルショー2004 Part2 ウルトラヒーローショー ウルトラヒーローショー HMV…
☆☆☆★ジェット・リーの現代アクション。30年前くらいにレンタルで観ているのを再見。 佐原健二を筆頭に、日本人キャストが割と多いのが特徴的。『フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳』もそうだが、登場の日本の世界的隆盛によるものなのかも。ただし、誰も彼も喋り方が微妙にらなまっているのは、ミックスの問題なのかしら?? 頼りない相棒と、強いが素朴な使い手、というタッグは、アクションものとしては定番で、ジェット映画でも、『ドラゴン・ファイト』では似たような配置になっている。 本作では、頼りないとはいえ、賞金稼ぎのマネー・マネジメント(重複表現?)にかんしてはいちおう使える、という微妙な立ち位置。アク…
『ゴジラ-1.0』の世界的ヒットに対抗してか、東映にも怪獣映画があるってのを示すためか、「東映シアターオンライン」で『恐竜・怪鳥の伝説 - 倉田 準二』がやってたので観る。2017年1月のチャンネルNECOで「7ヶ月連続 特撮大国日本 ~恐竜は生きていた!」で『恐竜・怪鳥の伝説』『極底探険船ポーラーボーラ (最後の恐竜)』が放送されたのを視聴してるんで観るの2回目。 テレビでろくな映画しか観てない……。『惑星大戦争』『恐竜・怪鳥の伝説』とか。『惑星大戦争』は、ヨミ惑星人・司令官ヘルの趣味なのか、捕らえた滝川ジュン(浅野ゆう子)に黒レザーのSMボンテージスーツ着せてるし。『恐竜・怪鳥の伝説』は、…
『ウルトラマンネクサス』2004年10月2日~2005年6月25日放送
録画していた『地球防衛軍』(1957年・東宝/監督:本多猪四郎)を再見。宇宙からの侵略者と戦う地球防衛軍の物語。 富士山麓一帯で謎の怪事件が発生。火星と木星の間にあったという第5惑星ミステロイドの研究をしていた天体物理学者の白石(平田昭彦)が行方不明になります。白石の妹・江津子(白川由美)と恋人同士の渥美(佐原健二)が調査開始すると、渥美の前にロボット怪獣モゲラが出現。モゲラは麓の町を襲いますが、自衛隊の必死の防戦で峡谷に落ちて破壊されます。モゲラが白石の残していた論文にある異星文明の仕業と安達博士(志村喬)は推測。富士山麓に派遣された調査団の前に巨大ドームが出現し、調査団の代表5名をドーム内…
斉藤洋「ラドンからのことづて」『ほくそう』(北総鉄道)130、p.7、2023 曰く、 生まれてから小学校二年生のときまで、わたしは京成小岩駅*1のすぐ近くに住んでいて、うちの二階の物干し台から、江戸川ごしに、松戸の栗山配水塔が見えました。もっとも、その塔が栗山配水塔という名だと知ったのは、つい最近です。 幼少時、わたしはよく日が暮れても、外で遊んでいることが多く、それをやめさせようとした父がこんなふうに言ったのです。 「物干し台から、江戸川のむこうに、塔が見えるだろ。あれはラドン*2が住んでいるラドンの塔だ。ラドンは、日が暮れると、こっちに飛んできて、子どもをさらっていって、食べてしまうんだ…
映画『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』では、臆病な少年・三木一郎が、なぜか、怪獣・ミニラを信じて近づいていきました。 なぜ、臆病な三木一郎が、ミニラに近づいていけたのか?その理由について詳しく紹介しましょう。
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「マタンゴ」(1963)です。 豪華なヨットで村井(久保明)他7名は小笠原諸島へ繰り出したが、途中大型の嵐に遭い、遭難してしまう。やがて、霧に包まれた孤島に辿り着き、そこで朽ちた海洋調査船を見つける。乗組員は行方不明で、船内には多くのカビとキノコが充満していた… ウィリアム・H・ホジスンの海洋綺譚「夜の声」を映画化したものですが、有名なハワード・フィリップ・ラヴクラフト「狂気の山脈にて」の先駆的な作品と言って良いでしょう。 残念なことに当時、この手の作品は認知されておらず本多監督も節々に戸惑いが見られ、サスペンス物…
高知県南国市の「海洋堂スペースファクトリーなんこく」から「ツインテール ソフビキット 復刻版」が発売されることになりました。眠そうな目と「ドリアンかよ!?」な背面トゲドゲ、そして鞭のようにしなる2本の尾。 画像中央下段は本物のドリアン。 まさか本人も自分の名前が後年「ラブコメのお約束」になるとは思っていなかったでしょう。復刻を記念して登場回前後編を。「帰ってきたウルトラマン/第5話・二大怪獣 東京を襲撃|第6話・決戦!怪獣対マット」(1971年4月30日|5月7日放送/富田義治監督)脚本は東京破壊魔人・上原正三。富田監督は上原と組んで「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」「二大怪獣の恐怖 東京大龍…
【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ 【08映画缶】 間もなく開演です!! No.923 【ゴジラ FINAL WARS】(2004年作品) 今回はチラシです。 《解説》 シリーズ50年の集大成 最高峰にして最終作 1954――2004 人間が破壊した自然界で誕生した怪物 GODZILLA 人間が対抗不可能な圧倒的な力、その象徴 GODZILLA シリーズ50年のエッセンスを凝縮 未体験のスピード感&ヘヴィー級のバトル・シーン 集大成【FINAL WARS】のヴェールが遂に、明かされる! 半世紀の歴史、最終作にして最高峰【ゴジラ FINAL WARS】が遂に完成。世…
2003年に開催されたイベントとイベント限定品のリストです。 HMV ウルトラマンキャンペーン(栄) HMV ウルトラマンキャンペーン(渋谷) ワールドキャラクターコンベンション こどもの時代館 開館1周年記念イベント 円谷ジャングル アヤノ隊員がやってくる! ウルトラマンフェスティバル2003 ウルトラマンフェスティバル2003 in Towers ウルトラマンフェスティバル2003 ウルトラマンランド ウルトラセブン スペシャルイベント ウルトラマンコスモス・ウルトラマンジャスティスショー ウルトラマンコスモスショー 夏休み!ウルトラヒーローと行く家族旅行・夢企画 in 浜名湖 ウルトラク…
ネタバレも含みますのでご注意ください。 今、大ヒットしている映画「ゴジラ-1.0」を観てきました。展開が飽きない楽しい、いい娯楽作品でした。 観ている最中に娯楽作品の金字塔 映画「ジョーズ」に似てるなあ、山崎貴監督はたぶん好きなんだなと思いました。 ゴジラ-1.0 [CD盤]オリジナル・サウンドトラック アーティスト:佐藤直紀 Rambling Records Amazon ゴジラシリーズはこれで通算30作目だそうで、前回の庵野秀明脚本の「シン・ゴジラ」から7年ぶりの新作です。幼少期から初期のゴジラシリーズが大好きだった私にとって見逃せない作品です。 前作「シン・ゴジラ」は現代の日本を舞台にし…
将棋の藤井聡太八冠はキノコが苦手みたいなんすが、ひょっとして、幼少期に『マタンゴ』を観て恐怖心を植え付けられたんじゃ……。うそ藤井聡太八冠は無敵状態なんでハンデとして昼食、おやつ、夕食、など食事はきのこづくしのみにして、(おやつはきのこの山のみ)対局相手は勝つために人間をやめてマタンゴになるしかないと思う。うそ 塚本晋也監督の『鉄男』なんかもそうなんですが、ある日、自分自身の肉体が徐々に変貌し(他の物質に侵食され)ていき、人間としての自覚(意識)も無くなった場合、その物体(その人間)は、はたして人間といえるのか?感染症や認知症に対する恐怖を『マタンゴ』に感じる……かも。 標題:本多猪四郎と円谷…
2023年の夏ドラマは少し遅く始まった『何曜日に生まれたの』が私的には一番良かったかな。「BUS STOP - THE HOLLIES」ホリーズの「バス・ストップ」が主題歌なんすが、TVer(ティーバー)で観てると権利関係からか違う曲に差し替えられてるんすよね。TVer の方の曲はしっとりとした歌詞のないBGMなんで「バス・ストップ」とはイメージが逆かな。サイケに興味がある人には、ホリーズの『エヴォリューション』『バタフライ』がお薦めっす。んで、公文竜炎(溝端淳平)が「どうして私を書くの?」って熱狂的ファンに襲われるんすが、「私の作品が盗用されています。深い傷を心に負いました」と幾原邦彦監督が…