La Passion de Jeanne d'Darc
デンマークのカール・ドライヤーが監督した映画史上の有名作。
原題は「ジャンヌ・ダルクの受難」の意。
ジャンヌ・ダルクの裁判および処刑が描かれる。
デンマーク無声映画の巨匠ベンヤミン・クリステンセンの異色作『魔女』(1921)の影響が見られる。オリジナル版は長らく失われたものと思われていたが1984年に奇跡的に再発見された。
ジャン=リュック・ゴダールの『女と男のいる舗道』(1963)には、ヒロインがこの映画を観て涙を流す場面があるが、ヒロインを演じたアンナ・カリーナもドライヤーと同郷のデンマーク人である。