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阪急京都線

地理

阪急京都線

はんきゅうきょうとせん

阪急電鉄の鉄道路線

梅田駅*1河原町駅間を結ぶ路線。特急でおよそ42分。3つある阪急電鉄の本線のうちのひとつ。正式には「京都本線」でラインカラーは緑。

沿革

ほとんどの区間は戦前に京阪電鉄傘下の新京阪鉄道という会社が建設したもので、1928年(昭和3年)に京都大阪の間を結ぶ現在の路線がほぼ完成している。当時の京都方終点は京都西院(現・西院)、大阪方は天神橋(現・天神橋筋六丁目)であった。その後1930年(昭和5年)に京阪電鉄合併後、1931年(昭和6年)、西院駅京阪京都(現・大宮駅)間が関西初の地下線*2として開通。

京阪電鉄1943年(昭和18年)に国策*3により阪神急行電鉄合併し、京阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)となった。1949年昭和24年)の再分離後も新京阪線京阪神急行電鉄の路線として残り、この時、京都線に改称された。1963年昭和38年)には大宮駅河原町駅間の延伸が完成して全通した。

当初は天神橋大阪ターミナルだったが、1944年(昭和19年)に宝塚線を介した梅田駅への乗り入れを開始して以後、暫時ターミナル梅田駅にシフトしていった。梅田十三間に専用の複線を建設して三複線とする工事は1959年昭和34年)に完成した。その後、千里線の起点である天六から大阪市営地下鉄堺筋線が開通して相互乗り入れとなった。

運転系統

梅田河原町間を基本とするほか、梅田高槻市間をはじめとする区間列車がある。一部の列車は、高槻市から淡路千里線を経由し、大阪市営地下鉄堺筋線に乗り入れ、天下茶屋まで直通している。また、梅田から千里線北千里への直通列車もある。普通列車においては千里線堺筋線直通系統は淡路で相互接続をとっており、京都線のみの普通列車千里線の系統と淡路で相互接続している。

梅田十三間の三複線では、神戸線宝塚線にある中津駅が無い。また、この2線が梅田駅行きを上りとしているのに対し、京都本線河原町駅行きが上りとなる。

年表

1921 北大阪電気鉄道が十三〜豊津間を開業

1925 新京阪鉄道天神橋(現・天神橋筋六丁目)〜淡路間を開業

1928 淡路高槻町(現・高槻市)〜京都西院(現・西院)間開業

1930 天神橋京都西院間に超特急運転開始 同年、京阪電気鉄道新京阪鉄道吸収合併

1931 京都西院京阪京都(現・大宮)間が開通

1934 急行運転開始 十三で阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)に接続

1938 超特急特急に統合

1943 阪神急行電鉄合併し、京阪神急行電鉄となる 

1944 十三駅より宝塚本線に乗り入れ

1949 京阪電気鉄道が分離 新京阪線京都本線として残留

1959 梅田〜十三間が三複線化 十三線(十三〜淡路)が京都本線に統合

1961 梅田京阪神京都間に通勤特急運転開始 十三に特急停車

1963 大宮河原町間が開通し全通

1969 地下鉄堺筋線との相互乗り入れ開始

運行種別と停車駅

快速特急を除く各種別はパターンダイヤに組み込まれて運行している。

種別名運転時間帯停車駅
快速特急土休日日中梅田、十三、淡路、桂、烏丸河原町
特急平日日中、土休日日中以降梅田、十三、淡路茨木市高槻市長岡天神、桂、烏丸河原町
快速急行平日朝夕ラッシュ、土休日朝夜梅田、十三、淡路茨木市高槻市長岡天神、桂、西院大宮烏丸河原町
快速平日朝夕梅田、十三、南方、淡路、上新庄南茨木茨木市高槻市長岡天神、桂、西院大宮烏丸河原町
準急平日・土休日とも終日梅田、十三、南方、淡路、上新庄南茨木茨木市高槻市河原町間各駅
普通平日・土休日とも終日梅田、十三〜河原町間各駅

駅・接続路線

駅番号駅名読み
“えき”は略
特急快速接続路線
HK-01梅田駅うめだJR大阪環状線JR京都線JR神戸線JR宝塚線(以上、大阪駅)、
JR東西線(北新地駅)、阪神本線
大阪市営地下鉄御堂筋線谷町線(東梅田駅)、四つ橋線(西梅田駅)
HK-03十三駅じゅうそう阪急神戸線阪急宝塚線
HK-61南方駅みなみがた大阪市営地下鉄御堂筋線(西中島南方駅)
HK-62崇禅寺駅そうぜんじ-
HK-63淡路駅あわじ千里線(北千里天下茶屋方面/一部直通)
HK-64上新庄駅かみしんじょう-
HK-65相川駅あいかわ-
HK-66正雀駅しょうじゃく-
HK-67摂津市駅せっつし-
HK-68南茨木駅みなみいばらき大阪モノレール
HK-69茨木市駅いばらきし-
HK-70総持寺駅そうじじ-
HK-71富田駅とんだ-
HK-72高槻市駅たかつきし-
HK-73上牧駅かんまき-
HK-74水無瀬駅みなせ-
HK-75大山崎駅おおやまざき-
HK-76西山天王山駅にしやまてんのうざん-
HK-77長岡天神駅ながおかてんじん-
HK-78西向日駅にしむこう-
HK-79東向日駅ひがしむこう-
HK-80洛西口駅らくさいぐち-
HK-81桂駅かつら嵐山線
HK-82西京極駅にしきょうごく-
HK-83西院駅さいいん嵐電嵐山本線
HK-84大宮駅おおみや嵐電嵐山本線
HK-85烏丸駅からすま京都市営地下鉄烏丸線(四条駅)
HK-86河原町駅かわらまち京阪本線(祇園四条駅)

その他

かつては阪急の路線ではなかったため、開業当初から阪急の路線だった神戸本線宝塚本線とは異なる点がいくつかある。現在でも残っている相違点としては、「車両の電装品が東芝ではなく東洋電機製造」というのがある。ただし、「車両のサイズが異なる」というのは堺筋線乗り入れ規格によるもので、これとは関係ない。ただし、京阪電気鉄道を分離してすぐの時代も車両のサイズが異なっていたが(当時、神戸本線宝塚本線京都本線ではすべてサイズがバラバラだった)、1950年代に統一されている。2000・2300・2800系まではすべてこのサイズで製造されており(現在でも神戸本線宝塚本線の車両はこのサイズで設計・製造されている)、2300系・2800系は実際に神戸本線に乗り入れて三宮駅須磨浦公園駅まで走ったことがあった*4。逆に、2000系や5100系も京都本線で走っていたことがあった。

それ以外には以下の点があげられるが、現在はどちらかに統一されている。

*1:厳密には梅田駅十三駅間は宝塚本線複々線に乗り入れ。

*21928年(昭和3年)開業した神戸有馬電気鉄道(現・神戸電鉄湊川駅(旧駅)付近の短い地下線をもって関西初とする主張もある。

*3陸上交通事業調整法

*4:2300系は、3300系が大量に投入された際に車両の配置数を調整するため神戸線に一時転属していたものがある。2800系はさよなら運転で神宝線に乗り入れたほか、特急からの撤退後に3000系5000系と混用されたものもある