阪急3000系

一般

阪急3000系

はんきゅうさんぜんけい

1964年昭和39年)から製造された系列。

114輌が製造され、神戸線宝塚線に投入された。

特徴

  • 車体は2000系に準じた、18m3扉車。
  • 車体は普通鋼製で、側窓は下降窓。アンドン式種別表示器を備える。
  • 車内は2000系同様のゴールデンオリーブ色のロングシートで、壁面には木目化粧板を使用。
  • この系列から、貫通路にドアを取り付けている。
  • 製造当時、神戸線宝塚線の架線電圧は直流600Vであったが、近い将来、直流1500Vに昇圧することが決まっていたため、昇圧に容易に対応できる車輌として製造された。
  • 昇圧対応は「オシドリ方式」を採用している。これは、2両の電動車を一組として、600V時は電気的に並列回路を、1500V時は直列回路を構成して、制御する方式である。
  • 2000系で採用されていた定速制御・回生ブレーキは、昇圧に容易に対応できないため、3000系では単純な方式である抵抗制御方式が採用された。
  • 台車はミンデンドイツ式を使用。

その後の改造

  • 当初は6両で製造されたが、後に7両化・8両化された。その際、2000系の付随車を組み込んだ編成もある。
  • 1975年昭和50年)から冷房改造が行われている。また、冷房化と同時に、制御方式を変更(600V回路の撤去、1台の主制御器で、2両分(8個)のモータを制御する方式)している。
  • 後期の冷房改造車は、改造と同時に表示幕が取り付けられ、6000系に似た前面形状となった。ただし、側面表示幕は、種別と行先を一体化したものが使われている。
  • 表示幕化改造は、初期の冷房改造車にも実施されている。ただし、支線で運用される編成は、表示幕化改造は行われていない。
  • 冷房改造にあわせて、編成中間にある運転台を撤去した車輌が存在する。
  • 1995年(平成7年)より、宝塚線所属の編成を対象に、前面にスカートが試験的に取り付けられた。
  • 1995年(平成7年)1月17日の阪神淡路大震災で、3100系の制御電動車3109が、伊丹駅被災し廃車された。そのため、制御電動車3022を2代目3109に改造し、付随車2171を2代目3022(中間電動車)として、3000系に編入した。結果的に3000系は115両が存在したことになる。

その他

3000系から、車両の付番規則が一部変更された。

  • 3000系以前からの規則
    • 車両番号は算用数字4桁とする。
    • モータあり車両は下2桁が00〜49、モータなし車両は下2桁が50〜99とする。
  • 3000系から追加された規則
    • 運転台あり車両は百の位が0〜4、運転台なし車両は百の位が5〜9とする。

ただし、運転台が撤去された車両でも、百の位が0〜4のままになっている場合がある。

使用線区

神戸線宝塚線では8両で運用されるほか、今津線(北線)では6両、伊丹線では4両で運用される。

以前は今津線(南線)・甲陽線でも、3両で運用されたが、ワンマン化に伴い、現在は撤退している。