阪急京都線の車両。2003年デビュー。
京都線のクロスシート車として6300系の後継にあたるが、6300系が片側2ドアであるのに対して、9300系では一般車と同じ3ドアとなった。
アルナ工機による車両新造が終了したため、この系列は日立製作所による製造となった*1。そのため全体には従来車とは大きくイメージを変えたものになったが、マルーン塗装の外装や木目調の内装、緑色の座席など伝統のデザインはそのままである。大型の側窓・車内LED表示完装・連結扉自動開閉・転換クロスシート・電動折りたたみ式ロングシート(車椅子固定スペース)・車内照明は半分間接照明。
2008年に登場した9303Fからは、9000系にあわせる形で、車外表示器がフルカラーLED、車内表示器が液晶画面に変わって、2010年までに11編成が製造された。
固定運用で京都線の特急・通勤特急・快速急行をメインに運用されている。
*1:9308Fは艤装をアルナ車両で行っている