2023年秋の河西回廊の旅で漢代の木簡をいくつも目にして興味を惹かれたので、復習として中国の簡牘(木簡・竹簡)についての本を何冊か読みました。 この記事には、それぞれの本の内容と感想、本の比較をメモとして残しておきます。 要約 木簡学入門 増補新版 漢帝国と辺境社会 長城の風景 増補新版 木簡・竹簡の語る中国古代 書記の文化史 ある地方官吏の生涯 木簡が語る中国古代人の日常生活 2023年秋の河西回廊の旅のまとめはこちら amber-hist-lang-travel.hatenablog.com 要約 木簡・竹簡そのものへの入門としては、タイトルの通り「木簡学入門」が良さそうです。前半では木簡…