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三好豊一郎

読書

三好豊一郎

みよしとよいちろう

1920−1992 詩人。東京出身。早大専門部卒。

鮎川信夫らと交わり,戦時下に詩誌「故園」を発行。

昭和22年の、今や伝説的詩誌である「荒地(あれち)」創刊に参加。

24年刊の代表作たる第1詩集『囚人』(「詩学新人賞を受け「岩谷書店の好意で」出版された)は戦後詩の先駆としての深甚な影響を詩壇に与えた*1

58年「夏の淵(ふち)」で高見順賞。

→荒地派。

著書

*1:以上の記述に関連して、思潮社刊『三好豊一郎詩集』(1970年)の裏表紙に於ける田村隆一の言をここで引用する。即ち、「三好によって産み出された「囚人」「壁」、それにあの奇妙な透明体のグロテスクな散文詩群ぐらい、戦争から還ってきたぼくを熱狂せしめた作品はなかった。ぼくは自らの熱狂に従って、生き残った仲間と共に、月刊「荒地」を創刊した。その産みの親は「蒼ざめたvieの犬」に他ならず、しかもその犬は、この四分の一世紀をたくましく生きていて、我等を先導してやまない。無論三好もその後に従うより仕方ないであろう。読者もまた、その犬の足跡を嗅ぎつけるというスリリングな愉しみを経験するはずだ」。