「住む。」という季刊誌を 図書館で定期購読している。 木の家を見るのが好きで愛読しているのではなく 「長田弘」の詩が好きで それだけの為に借りていた。 「長田弘」亡き後 今は三谷龍二さんの 短いエッセイを楽しみに読んでいる。 三谷龍二さんは 信州でシンプルな木の器を作り続けている人だ。 一季遅れの「住む。」の彼のエッセイ。 「一編の詩が自立するのは 言語の中に置いてではなく 詩人が終わったところから読者が始めるという 架橋体験の中においてだろう」・・・寺山修司 ここで三谷さんは「詩」を「器」に置き換える。 「ひとつの器が自立するのは 造形においてではなく 作者が終わったところから 使い手が始め…