『騙る/黒川博行』『江戸しぐさの正体/原田実』『地を這う捜査』『「人新世」と唯物史観/友寄英隆』『話芸の達人/戸田学』『世界12月号』『前衛12月号』 五冊と雑誌2冊でした。どれも面白い本ですから、ちょっと長い話になっています。 『騙る/黒川博行』 『マケット』『上代裂(じょうだいきれ)』『ヒタチヤ ロイヤル』『乾隆御墨(けんりゅうぎょぼく)』『栖芳写し(さいほううつし)』『鶯文六花形盒子(うぐいすもんろっかがたごんす)』という6編の短編集です。どれも美術品を扱った詐欺の話でした。著者が芸術大学を出て、高校の美術教師という経歴を生かしたもので、なかなか面白かったです。 『マケット』 マケットと…