新文芸坐の《追悼・西城秀樹 ヒデキ、フォーエバー!》で、映画『おれの行く道』(1975年、監督:山根成之)を鑑賞。ヒデキが20歳の頃の作品である。いかにもヒデキの主演のアイドル映画のようなタイトルだが、当時多忙だったのか出番は意外に少ない。田中絹代の映画といってもいいだろう。おれの行く道 [VHS]松竹Amazon信州の大学生・耕三(西城秀樹)は、母の法事のため成田に帰ってくるが、途中ケンカをして一晩警察の世話になり法事に遅れてしまう。その席には、北海道から出てきた祖母キク(田中絹代)もいた。亡夫から相続した多額の遺産を目当てに、兄姉たちは競うようにキクを手厚く扱い、キクは3人の孫たちの家に順…