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師団

一般

師団

しだん

Division(英)

陸軍部隊の編制上の一単位。多くの場合、独立して行動可能な戦略単位であり、各国軍の基礎となる。

概ね兵力1万弱〜2万弱で編成される。師団長は少将中将クラスが任命される。

もともとは連隊3つか4つから構成され*1、専門的にはこれを「三単位師団」「四単位師団」とカテゴライズする*2。希に2個連隊だけ*3のときや5個戦闘群*4を単位とするときもある。

上記の正面戦力となる部隊群に、さらに師団司令部や師団砲兵などの各種支援部隊から師団は構成される。

もともとの意味は「分割された物」であり、会社組織で言えば「部」に相当する語である。それまでは将帥が指揮した漠然とした大がかりな「軍」を、個別でも戦えるミニサイズの組織へと分割したものである。出現したのは比較的遅く、18世紀のフランスであるとされる。

歩兵、騎兵、砲兵といった各種兵科および支援組織を同一指揮内にまとめて諸兵連合効果を得られる戦闘パッケージというのが根幹にあり、さらにフランス革命が起きて諸制度が混乱すると、自前で戦力維持が行える師団の価値はさらに高まった*5

ナポレオンはさらに師団をまとめた軍団(corps)も用い、この師団-軍団システムでヨーロッパを席巻したため、欧州各国もこれに倣った制度を整えた。

*1:国によって異なっていた

*2:基本的な考え方としては、1個連隊を予備に残し、残りを戦闘に投入する。連隊以下をいじらない場合、三単位師団の方が効率的になる

*3:末期のドイツ軍など

*4米軍核戦争対応のために一時採用したペンタトミック師団など。成功せず。

*5:より小規模な部隊は歩兵だけの集まりだったり、騎兵だけだったり、砲兵だけだったりした。