障がい者の自立的な働き方について考えることは、多様な社会を実現する上で欠かせません。 このシリーズでは、自律的に働く障害者たちにスポットを当てた書籍「障がい者だからって、稼ぎがないと思うなよ。」についてグッと要約してお話します。 前々回と前回は、障害者たちが取り組むアート活動「アール・ブリュット」の中心的存在であるボーダレス・アートミュージアムのNO-MAを中心にお話しました。 障がい者がアートに取り組める環境を提供する能登川作業所の取り組みにも触れました。 今回は、両親に「地獄」と言わしめた古久保憲満さんが、アートで「自慢の息子」と言わしめるまでの経緯についてお話します。 アート活動をする障…